カップルで過ごす、ニースのロマンチックな1日
ニースに到着した瞬間から、私はこの街がどこか特別だと感じました。南フランス特有の柔らかな光、地中海の輝き、そしてゆったりと流れる時間。この空気の中で、大切な人と過ごせるのは何よりの贅沢です。
プロムナード・デ・ザングレを歩きながら始まる一日
最初に向かったのは、プロムナード・デ・ザングレ。この海沿いの長い遊歩道は、朝の澄んだ空気を吸い込みながら歩くのにぴったり。私たちは手をつないで、ゆっくりと波の音に耳を傾けながら歩きました。
途中で海に向かって並んでいる青いチェアに腰掛けて、静かに話したり、何も言わずにただ海を見つめたり。この静寂こそが、恋人と過ごす特別な時間だと感じました。
丘の上の公園でピクニック
午後は、**コリーヌ・デュ・シャトー(Colline du Château)**へ。旧市街の近くにある小高い丘の上で、そこからはニースの海岸線が一望できます。
私たちは市場で買ったパンやチーズ、オリーブをリュックに詰めて、芝生の上でピクニック。風に吹かれながら見下ろす景色はまるで絵画のようで、あの瞬間は今でも鮮明に思い出せます。
カラフルな旧市街をのんびり散策
その後は、**ヴィエイユ・ヴィル(旧市街)**をぶらぶらと歩きました。狭い路地にカラフルな建物、地元の人たちの笑顔。どこか懐かしいような雰囲気に包まれて、私たちは自然と笑顔になっていました。
途中で出会ったソッカ(ひよこ豆のクレープ)屋さんで立ち止まり、熱々を頬張る。素朴だけど、心温まるひとときでした。
ニース美術館で静かな感動を共有
芸術に触れたくて、次に向かったのは**ニース美術館(Musée des Beaux-Arts de Nice)**。シャガール、モネ、ルノワールといった巨匠たちの作品が並ぶ空間で、私たちは一つひとつの絵に心を寄せながら静かに見入りました。
静寂の中で交わすささやかな感想、同じ作品に心を動かされる瞬間――美術館では言葉以上に心が近づく気がします。
港の夜景とシーフードディナー
日が沈んでからは、ニース港へ。ヨットが並ぶ静かな海辺を歩いた後、私たちは海の見えるテラスレストランへ入りました。
ワインと一緒に楽しんだのは、ムール貝の白ワイン蒸しと地中海の魚料理。キャンドルの灯りと潮風に包まれながら、何度も乾杯を重ねた夜でした。
レンタカーでカップルドライブ
翌日は少し足を伸ばして**アンティーブやエズ村**までドライブ。二人だけの空間で、好きな音楽をかけながら走る南仏の道はまさに夢のようでした。
この旅で私たちが使ったのは、こちらの予約サイト:ニースでレンタカーを予約する。手続きが簡単で、日本語対応もあったので安心して利用できました。自分たちのペースで旅できるのは、本当におすすめです。
フラワーマーケットでの朝のひととき
最後の朝は**サレヤ広場のフラワーマーケット(Cours Saleya)**へ。色鮮やかな花やスパイス、地元の果物が所狭しと並ぶ中、私たちは手を取り合って歩きました。
私は一輪のバラを彼から受け取り、思わず微笑んでしまったのを覚えています。シンプルだけど心に残るプレゼントでした。
ヴィラ・エフルシ・ド・ロスチャイルドの庭園で夢のような時間
最後に訪れたのは、ヴィラ・エフルシ・ド・ロスチャイルド。バラ庭園や日本庭園など、9つのテーマに分かれた庭園があり、歩いているだけで物語の中に入り込んだような感覚になります。
音楽に合わせて噴水が踊るショーを一緒に眺めながら、「ここに来てよかったね」と何度も言い合いました。
ニースは、愛する人と静かに寄り添い、忘れられない時間を刻むのにふさわしい場所でした。また必ず、あの光の街に戻ってきたいと思っています。